新大関、勝ち越し 大の里、尊富士下す
大相撲九州場所(福岡国際センター)12日目の21日、新大関大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)は西前頭16枚目の尊富士を押し出し、大関として初めての勝ち越しを決めた。大の里は「昨日、おとといと最悪な相撲を取ってしまった。吹っ切れてやれた」とうなずいた。 【写真】尊富士を下し、引き揚げる大の里 尊富士の鋭い立ち合いをしっかり受け止めた大の里。右は差せなかったが、左のおっつけをきかせて圧力をかけ、相手が引いたところを一気に押し込んだ。八角理事長(元横綱北勝海)は「大の里は相手より先に力を伝えた」と評価した。13日目は大関豊昇龍と対戦する。