スノーピーク(新潟県三条市)山井太社長「2027年12月までに再上場したい」
アウトドア製品企画販売のスノーピーク(三条市)の山井太(とおる)社長が11月20日、新潟市中央区で行われた県中小企業家同友会の経営者向けフォーラムで講演し、「2027年12月までに再上場したい」と、再上場に意欲を示した。米投資ファンドのベインキャピタルと組んだ経営陣による自社買収(MBO)を実施し、7月に非上場化した。米国など海外展開を加速させ「28年の創業70周年を迎えるまでに再上場する覚悟だ」と語った。 【写真を見る】スノーピークの山井太社長 山井社長は非上場化の選択について「時価総額が下がり、外から買収されるリスクを考えた」と説明した。 スノーピークは新型コロナウイルス禍のキャンプブームで業績が伸びたが、需要の一巡で売り上げが減少した。 2014年に東証マザーズ、15年に東証1部(現プライム)に上場したが、ベインと組んで行ったMBOで7月に上場廃止となった。ベインの人材や経営資源を活用して海外展開の強化などを進めるとしている。