退場で10人の京都サンガ 鳥栖相手にJ1残留へ大きな勝ち点3 GK太田岳志選手「今度は自分たちがクソンユン選手を救う番!」
リーグ戦も佳境を迎えるサッカーJ1、京都サンガは、ここ3試合勝ち星から遠ざかっています。 リーグ戦も残り6試合、来シーズンもJ1で戦う為に、勝ち点を積み上げたい重要な一戦です。 対するは、この試合に負ければ、降格が決まる可能性のあるサガン鳥栖です。 互いに譲れないゲームとなったこの日、サンガは立ち上がりから決定機を作るなど、快調な滑り出しを見せます。 しかし前半10分、アクシデントに見舞われます。 相手選手が、サンガの最終ラインの裏へ抜け出すと、GKのク・ソンユンが飛び出し対応します。 しかしこのプレーが、鳥栖の決定的な得点機会を阻止したファウルと判定され、一発退場。 序盤から、数的不利な状況に立たされます。 この日、6月以来の先発出場となった豊川を下げ、GK太田の緊急投入を余儀なくされたサンガでしたが、1人少なくなってからも攻撃の手を緩めません。 トゥーリオ、エリアスのホットラインで相手ゴールに攻め入るなど、10人とは感じさせないプレーで相手を脅かします。 すると、0対0のまま迎えた後半20分、試合が動きます。 ゴールキックから、トゥーリオが敵陣でボールをキープすると、ボックス手前から右足を振り抜きます! トゥーリオの2試合連続ゴールでサンガが先制します。 しかし、J2降格がかかる鳥栖は、そう簡単に勝たせてくれません。 後半41分に相手コーナーキックからピンチを迎えますが、ここはチーム全員でゴールを死守します。 後半44分にも、福田のゴールで貴重な追加点を奪ったサンガは、2対0で勝利し、J1残留へ大きな勝ち点3をつかみ取りました。 京都サンガ GK 26 太田岳志選手(33) 「本当に今シーズンクソンユン選手がチームを救ってくれていたので、今度は自分たちがクソンユン選手を救う番だなと思いながら、ピッチに入りました。 数的不利であろうと無失点で勝つことが出来るというのは、チームとして財産にも自信にもなるので、次の天皇杯のヴィッセル神戸戦に向けて、前回リーグ戦で負けているので、しっかり借りを返すつもりで、決勝に行けるように頑張りたいです」