選手はもう限界…。早くも今季絶望濃厚なスター選手6人。日程の見直しが必要? これだけの選手がアウト
DF:アマリ・トラオレ
生年月日:1992年1月27日 所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン) 復帰予定:2025年5月以降 久保建英が所属するレアル・ソシエダでも、シーズン序盤戦にして早くも重傷者が出てしまった。無尽蔵のスタミナで右サイドを疾走するアマリ・トラオレが膝に重傷を負い、2024/25シーズン中の復帰が絶望的となっている。 現地時間9月1日に行われたラ・リーガ(スペイン1部リーグ)第4節のヘタフェ戦で膝を負傷したトラオレが試合後に知らされたのは、右膝前十字靭帯断裂という深刻な診断結果だった。2023年7月にレアル・ソシエダに加入して以降、イマノル・アルグアシル監督の信頼を勝ち取っていた不動の右サイドバック(SB)は、新たなシーズンが始まって1カ月も経たないうちに長期の戦線離脱を余儀なくされた。 現在32歳のトラオレは、現行契約が2025年6月30日で満了となる。シーズン終了後に両者が合意すれば1年の延長オプションを行使することができるものの、今回の大怪我がオプション行使に響く可能性もある。 レアル・マドリードは同じく膝に重傷を負った32歳のダニエル・カルバハルと契約を延長して万全のサポートを約束したが、それは豊富な資金力と戦力を有し、余裕のあるビッグクラブだからこそできる対応だとも言える。果たして、決して資金面で余裕があるわけではないレアル・ソシエダがどのような決断を下すかにも注目が集まる。 ヘタフェ戦で負傷するまでラ・リーガ(スペイン1部リーグ)で3試合に出場していたトラオレ。フィジカルが万全でないシーズン序盤にミッドウィークの試合をこなしたこともあり、膝に大きな負荷がかかったのかもしれない。アルグアシル監督のみならず、右サイドでコンビを組む機会が多い久保にとっても、惜しみない後方支援をしてくれるトラオレの不在は大きな痛手となっている。
DF:ブレーメル
生年月日:1997年3月18日 所属クラブ:ユベントス(イタリア) 復帰予定:2025年4月以降 ユベントス守備陣の要であるブレーメルも、シーズン中の復帰が危ぶまれるほどの重傷を膝に負ってしまった選手の1人である。 現地時間10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節のライプツィヒ戦で、ブレーメルは膝を負傷。苦悶の表情を浮かべる様子から重傷であることが予想されたが、試合後の診断結果は左膝前十字靭帯の損傷という最悪の結果となった。 2024/25シーズンのユベントスはセリエA(イタリア1部リーグ)で7試合1失点と抜群の守備強度を誇っているが、シーズンを通して“汗かき屋”ブレーメルを欠くのは大きな痛手となる。 今月15日にイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じた膝十字靭帯の負傷に関する特集では、フランチェスコ・デラ・ヴィッラ医師が「状況をモニタリングしたところ、膝十字靭帯の負傷はシーズン序盤により頻繁にみられる」と傾向を分析。「10月の発生が最も多く、負傷数も圧倒的だ。準備がやや足りないからだろう」と、肉体が強い負荷に慣れきっていないタイミングで膝の重傷が発生するとした。 デラ・ヴィッラ医師の言う通り、“魔の10月”に重傷を負ってしまったブレーメル。ライプツィヒ戦翌日の今月3日には自身のインスタグラムを更新し「僕はいつもと同じモチベーションでこの苦難に立ち向かいたい。これは成長するためのチャンスであり、向上するためのチャンスであり、前よりも強くなるためのチャンスでもあるからね」と、復帰への強い意欲をのぞかせた。 ブレーメルがピッチに戻ってくるのは、早くとも来年4月以降。ユベントスとしては、冬の移籍市場でブレーメルの欠けた穴を埋めるための即戦力を確保したいところだ。