忙しい現代人こそ遊んでほしい! 2~3時間でクリア可能な名作パズルゲーム5選
家事、仕事、勉強、育児と大忙しな現代人。それでも息抜きにちょっとゲームが遊びたい……とはいえ数百時間かかるタイトルはさすがに手を出せない……そんな人向けに、2~3時間程度で充分な満足感を得られるタイトルをいくつかピックアップしてみた。 【画像】サクッとクリアできる名作パズルゲームたち 定番作品からつい最近出た必見タイトルまで織り交ぜて紹介させていただくので、ぜひともチェックしてみてほしい。Steamでの値段と、ゲームの攻略時間を集積するサイト「HowLongToBeat」の全プレイヤーの平均クリア時間も併記しておくので、そちらも目安にしていただければ幸いである。 今回はパズル編。固まりがちな思考をほぐそう。あまりに難解なパズルゲームは入れていないので、ちょっとだけ悩みたいという人にもオススメである。 ■『Leap Year』 ¥580 HowLongToBeat:1時間30分 Leap Year。日本語に直すと閏年だ。本作はシンプルながら非常に奥深い2Dメトロイドヴァニアであり、主人公はジャンプアクションを駆使して、あらゆるところに散らばったカレンダーのページを集めることを目的とする。 ゲームを開始すると「29」が頭上に輝いており、どうにかして他の28日間をすべて集めてから戻ってくるゲームなのだな……と瞬時に理解できる。そんな調子で意気揚々とジャンプでもして駆け抜けていくと、いきなりビックリする出来事が起きるのだ。 ジャンプのルールを理解し、部屋と部屋のつながりを頭に入れていくことで、カチッとハマるパズルを遊びたい人はぜひとも遊んでみてほしい。集中して解けば解くほど、いくつかの仕掛けに対して声が出るほど驚けるはずだ。 ■『Linelith』 ¥350 HowLongToBeat:1時間6分 本作はいわゆる一筆書きパズルゲームだ。岩のような存在を操作し、あちこちにあるパネルをひたすらなぞっていくことになる。 ルールはシンプルで、パネル内の出っ張り(凸の上部分にあたるような、四方のうち一方しか道がつながっていない箇所)から別の出っ張りまでをなぞるだけ。途中、マスによっては白いドットが打たれているので、そこはドットの分だけしか通過できないという制約があり、その2つのルールを守りながらゴールへ導いていくことになる。 ひたすら一筆書きパズルを解くという意味では、ジョナサン・ブロウの名作『The Witness』を思い出すが、あそこまでハードコアではなく、小一時間で閃きと驚きをほどよく楽しめる作品になっている。 ■『Helltaker』 無料 HowLongToBeat:1時間34分 大ヒットした傑作倉庫番パズル『Helltaker』も紹介しておきたい。 本作は悪魔の女の子とイチャイチャしながら、倉庫番パズル(物を動かして所定の位置まで運ぶタイプのパズルゲームを指す)を解いていく作品だ。カートゥーン調のビジュアルで描かれた悪魔の女の子たちは誰もが個性的な性格をしており、イラストサイトには大量のファンアートが投下されている。 パズル自体が難しいと感じたらスキップすることもできる。日本語化はされていないが、有志が日本語化MODを製作している。 ■『ブラザーズ 2人の息子の物語』 ¥1480 HowLongToBeat:3時間30分 『It Takes Two』でGOTYをかっさらった映画監督にしてゲームクリエイター、ジョセフ・ファレス。彼が生み出したファンタジー・アドベンチャー『ブラザーズ 2人の息子の物語』も面白い。 本作の最も重要なフィーチャーは、コントローラーの右スティックと左スティックがそれぞれ兄弟の移動に割り振られており、必ずふたりで行動してパズルを解かねばならないという点だ。最初はなかなか慣れないが、徐々にわかってきて、そのうちスムーズにパズルが解けるようになっていく様が、ふたりのあいだの絆を感じさせてくれる。 病に倒れた父を救うため、「命の水」を探しに行く兄弟……。終盤のとある演出で、多くのプレイヤーが涙したことだろう。ビデオゲームでしか味わえない表現に打ち震えてもらいたい。 ■『Moonleap』 ¥1000 HowLongToBeat:2時間45分 最後にとってもキュートな見た目のジャンプアクションパズルをオススメしよう。 『Moonleap』はジャンプによってステージの仕掛けがスイッチするパズルゲームだ。三日月の頭をした主人公がジャンプするたび、トゲの位置が入れ替わったり、足場が左右に動いたりする。 なるべく最短のジャンプ数で攻略するとランクが上がるので、できればオールSを目指したいところだ。隠しステージもあるので、注意深くマップを探索しよう。
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