古民家並ぶ横手の町並みで感じた 路地裏に残る昔ながらのかまくら文化
みちのくの五大雪まつりの一つ、秋田県横手市の「横手かまくら」。その歴史はおよそ450年。毎年、小正月の2月15日、16日に行われている。 横手のかまくらは観光客にも楽しんでもらうため、市内にいくつかの会場を設けている。その中でも、見に来た誰しもを虜にするのが横手川にかかる蛇の崎橋の川辺に作られたミニかまくらだ。 その蛇の崎川原に行く途中、人混みを避けるため、一つ入った裏通りを歩いてみた。 情緒ある古民家の町並みを眺めながら歩いていると、自宅前を雪かきするおじさんに声をかけられた。メインはあっちだよと川原の方を指差し、丁寧に道を教えてくれた。観光のための雪まつりに寂しさを覚える市民もいるようだが、路地一つ入れば、昔からの横手のかまくらの伝統が感じられた。 (2017年2月撮影)