センバツ21世紀枠 大分舞鶴、決意新た 「もっと質の高い練習を」 /大分
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で21世紀枠に選出され、春夏通じて初の甲子園出場を決めた大分舞鶴の選手たちは、吉報から一夜明けた29日、「甲子園を意識し、もっと質の高い練習をしよう」と決意を新たにした。 この日の練習は同校グラウンドで午前8時半から始まり、走り込みなどのトレーニングをした後、紅白戦を実施した。昨年11月以来の実戦形式で、選手たちは年末年始などに猛特訓した打撃や守備などの成果を発揮。守備の要、青柳琥太郎捕手(2年)は「投手陣はスピードや変化のキレ、球の伸び、いずれも昨秋から見違えた」と話した。 春切符をつかんだ選手たちは、甲子園を意識して練習にも熱がこもった。甲斐京司朗主将(同)は「昨日、家に帰ってから、中学時代の指導者や友人からお祝いのメッセージがたくさん届いた」と語り、「恥ずかしい試合はできない。ベンチもスタンドも全員で勝ちに行きたい」と意気込んだ。【辻本知大】