「将来的なことを考えると石川かな」 井上中日で注目の開幕予想オーダー 球界OBが着目した「ホットコーナー争い」
2025年がいよいよ幕を明けた。野球界は2月1日のキャンプインからいよいよ、ペナント奪取に向けての戦いが始まっていく。 【動画】中日・高橋周平が節目の1000試合出場を達成したシーン そんな中、早くも3月の開幕戦に向けての開幕予想オーダーが注目を集めている。各球団、助っ人含め、新戦力をどのように戦いの輪に組み入れていくのかに注目が高まっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「【開幕オーダー】1番悩んだ2チーム!!中日は2番に福永を起用したい!その理由は…西武は活躍してもらわなければ光なし?高木が予想する中日&西武の開幕オーダーについて語ります。」と題した動画を更新。中日の今季開幕オーダーについて独自の見解を語っている。 中日といえば立浪政権下で3年連続リーグ最下位と低迷から抜け出せない。 バトンを託された井上一樹新監督がどのような手腕で上昇気流を作っていくかも注目となる。 高木氏は開幕オーダーに関して、以下の予想を行った。 1番・岡林(中堅) 2番・福永(二塁) 3番・カリステ(左翼) 4番・細川(右翼) 5番・中田(一塁) 6番・石川(三塁) 7番・村松(遊撃) 8番・木下(捕手) 9番・高橋(投手) このオーダーの一つのポイントに関して高木氏は2番に福永を置いたこととした。 2番打者といえば、1番打者が塁に出たときに様々な状況を想定しながら、チーム打撃が求められる役割。高木氏も「岡林が(塁に)出ました、細かいことができるか」としながら、福永にはジグザグ打線を組む上でもキーマンになるとした。 昨年チームが4月に単独首位に立ったときには三好大倫、田中幹也の1、2番コンビがチームを盛り立てたことも知られる。どのチームでも最近はクリーンアップにつなげる2番打者の役割が重要視される中、プロ3年目を迎える福永には幅を拡げる意味でも起用の可能性を指摘した。 またクリーンアップには4番に細川成也を配し、5番を中田翔とした。ただ5番打者においては「5番を石川に変える可能性もある」としながら、開幕当初は中田の状態を見極めていくのではないかとした。 ホットコーナーとされる三塁争いにはベテランの高橋周平もいるが、高木氏は「将来的なことを考えると石川かな」と若手をまずは使うのではないかと予想。 ただ高橋起用に関しては中田の状態も鍵を握るとした。 移籍1年目となった昨季、中田は開幕戦で華々しくアーチをかけながらシーズンを通しては結果を残せず。終わってみれば、62試合で打率.217、4本塁打、21打点と求められた役割は果たせなかった。 中田の低迷が続くようであれば、「三塁・高橋」「一塁・石川」といった起用も考えられるとした。 動画内では西武の開幕予想オーダーについても語っている。 いずれにせよ、中日の長く続く低迷脱出には打線の上積みが欠かせない。高橋においては昨オフ、FA権を行使するかも注目されたが、結果として残留の道を選んだ。チーム内の競争が激しくなるほどに底上げにつながるとあって、井上新監督がどんな手腕で選手の背中を押していくかも注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]