大分・宇佐市の1万5712世帯2万7015人に「緊急安全確保」 駅館川で「氾濫危険水位」に達し氾濫のおそれ
大分県宇佐市の駅館川流域地区に「緊急安全確保」が発表されました。 「緊急安全確保」が出たのは、宇佐市駅館川流域の下拝田、上拝田、川部、畑田、東上田、上田、辛島、閤、常徳、川島、石田、樋田、別府、大塚、三区、ニ区、一区、金屋、安心院全域、院内全域、西港町、西ノ北、西ノ南、中ノ東、東ノ西、東ノ東、坂ノ上、上町(長洲)、辛島、閤、上田の計1万5712世帯2万7015人です。 市によりますと、宇佐市内を流れる駅館川の別府橋水位観測所で「氾濫危険水位」に達したため、判断したということです。 「緊急安全確保」は、5段階の警戒レベルのうち、危険度が最も高い「レベル5」です。「緊急安全確保」が発表された地域では、すでに水害や土砂災害が発生しているか、災害の発生が差し迫っている状況です。 まだ避難していない方、危険な場所にいる方は、ただちに命を守るための最善の行動をとってください。 今から、宇佐市が定めた避難場所などを目指して「立ち退き避難」することは、かえって危険が増すおそれがあります。自宅や、すぐそばにある鉄筋コンクリートでできた背が高く、大きくて頑丈そうな建物の少しでも高い場所に移動してください。 近くに崖がある場合は、建物の中の、崖からできるだけ離れた場所に移動してください。「緊急安全確保」が発表された地域では、命に危険が迫っている状況です。一刻の猶予もありません。ただちに命を守るための最善の行動をとってください。 少しでも浸水しにくそうな高い場所、少しでも土砂が流れ込みにくそうな場所に、大至急、身を寄せてください。
大分放送