アーセナルの失速を受け、ウーデゴールの重要性を改めて認識したファーディナンド氏 「チャンスを作り出す魔法の力を持っている」と称賛
上手くいかない時こそ必要な選手
元マンチェスター・ユナイテッドのDFでイングランド代表でも活躍したリオ・ファーディナンド氏が、アーセナルの失速に言及した。 アーセナルは、今シーズン開幕と共に好調をキープしていたが、リーグ戦の直近3試合で2敗1分と突然ブレーキがかかってしまった。 ファーディナンド氏は自身のYouTubeチャンネルで、この失速について分析。彼はマルティン・ウーデゴールが負傷し、早期復帰が難しい状況に陥った当時、アーセナルへの影響はそれほどないと予想していたという。だがそれが間違いだったことを認め、ウーデゴールの存在の大きさを改めて指摘した。 「彼がこれほど重要人物だとは予想していませんでした。彼はトップクラスの選手であり、アーセナルにとって極めて重要な存在であり、彼らが欠いていたのは、最も重要な選手であることが証明されたと思います」 「最も難しいことの一つは、ゴールを決めることであり、その前にチャンスを作らなければなりません。彼はチームのテンポメーカーであり、チームの誰よりもボールを保持するのに役立ち、最後にチャンスを作り出す魔法の力を持っています。『アーセナルに必要なのは9番だ』という声をよく耳にしますが、チャンスは作れません。最高の9番をそこに配置しても、ボールを彼に渡せなければ意味がありません」 ウーデゴールの欠場後、しばらくチームは好調を維持していた。直近のリーグ戦3試合のうちの一つ、リヴァプール戦でも相手に先んじて点を取り、優位に進め、攻撃は機能していたように思える。 ただプレミアリーグのタイトル獲得という視点で考えると、ボーンマス戦とニューカッスル戦は勝利を逃したくなかった相手だ。本来なら取りこぼしを防ぎたかったはずの試合に完封負け。ファーディナンド氏の発言通り、ここにきて攻撃の大黒柱であるウーデゴールの欠場が響いたのかもしれない。 そのウーデゴールはようやくトレーニングに復帰した。来月に復帰するという報道もある。果たして彼が試合に出られるようになるまで、ガナーズの停滞はもう暫く続くのか、それとも全員で大黒柱の抜けた穴をカバーし上位に食らいつくのか、今後の彼らの戦いに注目したい。
構成/ザ・ワールド編集部
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