東海3県のまちおこし 新たなアイデアを模索 東海農政局、イノベーション情報交流会
東海農政局は2日、農林水産物や文化・歴史など地域資源を活用して、まちおこしの新たなアイデアを模索する「農山漁村発イノベーション情報交流会」を名古屋市内で開催した。東海3県の農林水産事業者や行政関係者ら約90人が参加した。 On―Co(桑名市)の水谷岳史社長が講演し、空き家の家主に借り手を紹介するサイト「さかさま不動産」について説明。「借り手が物件を選ぶ通常の賃貸と逆の仕組み。飲食店などの起業希望者を家主が選び、空き家の解消と地域活性化につながる事例が多い」と話した。 個性豊かな発想で農業や地域の活性化に挑む東海3県の事業者によるパネルディスカッションもあり、3県から各一人ずつ登壇。シシガミカンパニー(岐阜県東白川村)の田口房国社長は新ビジネスの森林レンタル事業を紹介した。その後、参加者同士で交流を深めた。