地震被災地で2次被害の懸念…富山県内で降った大雨 氷見市で数世帯が一時自主避難「いつ土砂が崩れるか」
富山テレビ放送
24日の県内は23日までの大雨から一転、各地で気温が30℃を超える真夏日となりました。 梅雨前線が離れ県内で出されていた大雨警報は24日朝、解除されましたが影響は残りました。 梅雨前線が本州の南に離れ、23日から舟橋村を除く県内14の市と町に出されていた大雨警報は24日午前7時半ごろに解除されました。 しかし、大雨の影響は残りました。 JR城端線、氷見線は24日の始発から列車を運休。 路線点検を行い、大雨の影響を調べました。 列車は、午前10時以降、通常運転となりました。 *リポート 「能登半島地震の被災地で懸念されているのが大雨による2次被害です。こちら地震で崖崩れが起きた現場では…」 氷見市園地区。 能登半島地震で、およそ30メートルの崖崩れが発生した現場付近では、23日、「土砂災害のおそれがある」として、近くに住む数世帯が一時、公民館に自主避難しました。 県によりますと崖崩れの現場に設置されたセンサーにより、今回の大雨で土砂が1センチほど動いたことが分かっていて、近くで1人暮らしの女性が心配を募らせていました。 *園地区の70代女性 「雨とともに(泥や砂の)流れが早まり全部崩れるかと思うほどひどかった。家でも『山側に入るな』と言われている。2階に避難している。崩れがひどくならなければいいが、みんなヒビが入っているので、次いつ崩れるか不安」 県高岡土木センターは、崖崩れが発生した斜面の不安定な土砂を来月中をめどに取り除く工事を計画していますが、付近住民の心配な日々は続きます。
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