浅田真央さん“伝説の4分9秒”を回顧 ソチ五輪SPで出遅れ「ああ、終わった」も 奮い立った姉の言葉
フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さん(34)が28日放送のフジテレビ「この世界は1ダフル」(後9・00)にVTR出演。14年ソチ五輪で日本中を感動させた“伝説の4分9秒”に言及した。 スケート人生の集大成として臨んだソチ五輪では代名詞のトリプルアクセルでミスが出てしまい、「一番大きなトリプルアクセルを失敗してしまって、これ以上失敗できないと思って体が動かなくなった」と精彩を欠き、まさかのショートプログラム16位発進。演技後は「ああ、終わったって思いました。金メダルももちろん、メダルもないなって」と当時を回想した。 失意の中、浅田さんを奮い立たせたのが姉でタレントの舞だったという。「生中継を見ていた姉から連絡があって"楽しんでやったらいいよ"って。私は"楽しめるわけないじゃん"って姉に強く言ってしまったんですけど、でもそれで自分の折れた心が強い気持ちに変わった」と赤裸々に話した。 フリーではトリプルアクセルを含む全てのジャンプを着氷し、6位入賞を果たした。 浅田さんは「選手として悔しい思いは残るけど、今でもソチ五輪のフリーの記憶が残っていると(ファンが)言ってくださるのは、私もそういう演技を五輪で残せてよかったし、今となっては(五輪に)出られてよかった」と語った。