【栗東便り】有馬記念参戦ドウデュースに毎日、お守りや手紙が… 友道師「感謝しかないです」
ジャパンCは衝撃的でした。勝ったドウデュースは1000メートル通過が62秒2の超スローペースを最後方グループで追走。やや行きたがるところを見せていただけに万事休すか…と思いましたが、4コーナーで大外を回ってポジションを上げ、差し切りました。上がり最速32秒7の末脚には、ほれぼれしましたし、武豊騎手の「ジョッキーカメラ」の映像を見て、さらにドウデュースの強さを感じました。 激戦から2日たった26日の朝、管理する友道師から、有馬記念参戦の正式決定が発表されました。21日にあった有馬記念ファン投票、第1回中間発表では、2位に約8万票差をつける19万2578票を集めて堂々の1位。武豊騎手とのコンビということもあり、すごい人気を誇っています。これには友道師も「これだけ多くの方に投票してもらって、感謝しかないですね」と話していました。 そんなドウデュースには、毎日のようにファンから手紙とお守りが届くそうです。「数はわからないけど、以前から毎日、十数通くらい届いていると思う。お守りもすごくいっぱい送ってもらっているから、(担当の)前川(助手)は、いっぱい持っていると思うよ」と笑顔。安全祈願のお守り効果も相まってか、ドウデュースはデビューしてから今まで大きなけが、病気もなく元気いっぱい。師も「本当にタフな馬だよ」と目を細めていました。 次の有馬記念がラストランになります。秋古馬3冠で有終の美となるか。今からワクワクが止まりません。【藤本真育】