Google、4月のPixelアップデートを配信。カメラ不具合やセキュリティ他を修正
Googleは4月3日、Google Pixelシリーズの4月の月例アップデートの配信を開始しました。 対象機種は、Pixel Foldを含むPixel 5a以降でAndroid 14を実行しているデバイス。アップデート後のビルド番号は、Pixel Foldが「P1A.240405.002.A1」、それ以外はすべて「AP1A.240405.002」となります。 セキュリティ関連では、4月分のアップデートではCVE番号ベースで28件の脆弱性に対応。 その内、下記の1件は重大度が「致命的」となっています。なお、この脆弱性はQualcommが3月に情報を公開していました。 ・CVE-2023-28582:DTLSハンドシェイク中に hello-verify メッセージを検証中にデータ モデムのメモリが破損する セキュリティ関連以外では、以下の不具合が修正されています。 生体認証: ・特定の状況で画面のロックを解除するときに黒い画面が表示される問題を修正 (Pixel 5a(5G)) カメラ: ・異なるズームを切り替えるときの特定の条件下でのカメラの安定性を修正(Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7a、Pixel 8、Pixel 8 Pro、Pixel Fold) ・1倍ズームで写真モードからビデオモードに移行すると、特定の条件下でビューファインダーに黒いハローアーティファクトが表示される問題を修正(Pixel 8 Pro、Pixel 8) ・ユーザーがビューファインダーの任意の場所をタップした後に画像を再露出できない問題を修正(Pixel 8 Pro、Pixel 8) 3月のアップデートでは大量の不具合が修正されていましたが、それに比べると今月がかなり少な目。ようやくPixel 8やAndroid 14も安定してきたということなのかもしれません。
山本竜也@TechnoEdge