スバル「クロストレック」の始祖「インプレッサ スポーツワゴン グラベルEX」とは?「RVカー」お約束アイテム満載の遊び尽くすためのクルマでした【カタログは語る】
グラベルEXのDNAを受け継いだクルマとは
ご存知のとおりこのグラベルEXは、その後「インプレッサXV」→「XV」→「クロストレック」とそのコンセプトを進化・発展させて今に至っている。グラベルEXと現在のクロストレックとでは時代の違いによるデザインの表現手法には差があるものの、楽しげに遊ぶためのクルマという精神の部分は間違いなく受け継がれているといっていい。 なおグラベルEXの後継モデルだった、2010年6月登場のインプレッサXVは、当時のインプレッサ5ドアをベースに、専用グリルやバンパー、ホイールアーチ部のクラッディングなどで外観を専用化。エンジンには1.5Lと2Lを用意し、どちらにも2WDとAWDが設定された。さらに2012年に登場したのがXV名義の初代モデルで、こちらは現行クロストレックの先々代に当たる。最低地上高を200mmに高めつつも全高を1550mmに抑え都市部での使い勝手のよさをもたせたほか、2013年にはハイブリッドモデルも登場させた。
島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)