きょうから日米共同演習 徳之島ではカナダ軍も参加 キーン・ソード25
自衛隊と米軍の共同統合演習「キーン・ソード25」は23日から11月1日にかけ、鹿児島県の徳之島や奄美大島を中心に喜界島、沖永良部島で行われる。県は22日、徳之島で行われる自由降下(高高度からのパラシュート降下)訓練に、カナダ軍2名程度が参加するとの情報提供が九州防衛局からあったと新たに発表した。県ホームページでは同局から提供のあった陸上自衛隊奄美駐屯地、瀬戸内分屯地、徳之島での日々の訓練情報などを公表している。 奄美市笠利町の奄美空港では演習開始を翌日に控えた22日正午ごろ、米軍のC130輸送機1機が飛来。米軍関係者らが軍用車やコンテナと共に奄美入りした。 徳之島では22日、陸自V22オスプレイが飛来した。23~29日は水陸機動団(長崎県)や第一空挺団(千葉県)が米軍と共同で沖合や上空から上陸する訓練などが予定されている。自由降下訓練は23~27日の午前9時~午後6時に徳之島町の山漁港や花徳海岸で計画されているが、統合幕僚監部などによると22日時点で海上悪天候の影響が大きく、訓練内容や実施可否は前日または当日の天候で判断する。 徳之島では海岸部や公園のほか山間部でも訓練を行うため、自治体は地元猟友会にも注意を呼び掛けている。