人気刑事ドラマの登場人物にふんし、一日蕨警察署長として交通安全を呼びかけるタレントの山本高広さん＝20日午後、戸田市美女木東のイオンモール北戸田

　秋の全国交通安全運動に合わせ埼玉県警蕨署は20日、タレントの山本高広さんに一日署長を委嘱し、戸田市美女木東のイオンモール北戸田で出発式を行った。山本さんは人気刑事ドラマの出演者にふんして登場。目薬を手に「キターッ」とお決まりの一言で来場者の笑いを誘いつつ「夕暮れ時には早めのライト点灯を、特にお子さんは気を付けて」と自転車の安全利用を呼びかけた。 埼玉県警の出発式には埼玉県出身の俳優小西桜子さんが登場【写真2枚】

　蕨署で山並俊彦署長から委嘱状を受けた山本さんは真剣な面持ち。山並署長は反射材を着用することや薄暮時の早めのライト点灯、ヘルメットの着用といった事故防止への心がけについて説明し、「交通ルールを守り、ヘルメットの着用を」と強調した。 　会場では山本さんが交通安全クイズに挑戦し、織田裕二さんや柳葉敏郎さん、いかりや長介さんらのものまねを次々と披露。「一時停止標識では自転車も一時停止しなければならない」「傘を差して運転してはいけない」「自転車は基本的に車道の左側を走行する」などのルールを再確認し、「自転車も車と同じ車両。ルールを守って事故に遭わないように」と呼びかけた。