故アヴィーチー、遺品のチャリティ・オークションの落札総額が約1.1億円
故アヴィーチーの遺品が、チャリティ・オークションで約75万ドル(約1.1億円)を募った。 このオークションは、現地時間10月1日に故アヴィーチーの故郷、スウェーデン・ストックホルムのオークション・ハウスで開催され、会場は満員となった。出品されたのは267点の品々で、アヴィーチーの靴、楽器、衣類、そしてほかの音楽キャリアに関連する私物が含まれていた。 オークション・ハウスの代表者によると、入札は40か国以上から寄せられ、2015年製のフェンダー・テレキャスターが最も高額なアイテムの一つとなり、24万スウェーデン・クローナ(約342.4万円)で落札された。ほかに高額の入札があったアイテムには、マーチンのカスタムXシリーズのアコースティック・ギター、ゼンハイザーのヘッドフォン、マイアミ・マーリンズのキャップ、写真家のマーク・セリガーによるアヴィーチーのポートレートのオリジナル・コンタクトシートが含まれている。 オークションで出品されたすべてのアイテムは、アヴィーチーの遺族から寄贈された。集まった全額は、アヴィーチーが2018年に自ら命を絶った後に設立され、若者のメンタルヘルスの啓発と自殺予防に取り組んでいるティム・バークリング財団に寄付される。 「このように大きな金額をティム・バークリング財団にお届けできることは素晴らしい気持ちです。アヴィーチーのコレクションが若いオーディエンスにも魅力的であることを非常に嬉しく思っています。今日、ここにいる多くの方が初めてオークションに入札されたこともあり、それに関わることができて非常に名誉に感じています」とStockholms AuktionsverkのCEO、セシリア・ゲイブは声明で述べている。 実際、アヴィーチーのRedditページでは、多くのファンが自分の落札についてコメントした。その中で、アヴィーチーが『ストーリーズ』のジャケ写や【アメリカン・ミュージック・アワード】で着用していたレザージャケットを購入したファンは、「今、パリに向かう途中です。このジャケットはプロの手によって保存され、額装されて自宅の音楽スタジオに展示されます」と書き込んでいた。