前年より7万人減 8月末までの海水浴客数、和歌山県白浜町白良浜
和歌山県白浜町は3日、5月3日に開設した白良浜海水浴場の今季の客数が8月末までで12万6888人(速報値)だったと発表した。昨年の同期間と比べて7万979人減った。南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表を受け、客が最も多い盆休みに閉鎖したことが大きく影響した。 【海水浴場の開設1カ月延長 臨時情報で経済的に打撃を受けた和歌山県白浜町の記事はこちら】 巨大地震注意の発表を受け、町は白良浜を含む町内4カ所の海水浴場を8月9日から14日まで閉鎖した。その後も台風10号の接近などで海水浴客の数は伸びなかった。 例年、8月が最も海水浴客が多いが、今年は3万4610人と昨年に比べ4万5255人少なかった。 最も海水浴客が多かった日は、7月14日の8200人で、次いで7月7日の4410人。8月で最も多かったのは、4日の3550人だった。 町内にあるその他の海水浴場の8月末までの客数(速報値)は、臨海浦8845人(前年比181人減)、江津良1万3670人(3455人減)だった。開設開始はいずれも7月13日から。椿は集計中。 なお、町は誘客を目的に今季、白良浜、臨海浦、江津良の3海水浴場の開設期間を9月末まで延長している。例年は8月末まで。
紀伊民報