「アニメどうのこうの浮ついた話の時だけ市長が出てくる」『宿泊税』導入で説明会に出席しない郡仙台市長に不信感 課税開始まで約1年宮城県と仙台市が事業者から理解を得られない理由
郡市長: 「国内外の方に訴求するアニメ・漫画を活用したコンテンツの造成、拠点づくりを進めたいと考えている。また秋保大滝エリアの新たな展望台の整備、泉ヶ岳等活用したこれまで取り組んでいない新たな自然アクティビティを創出したい」 会場には、岩松さんの姿も。ただ意見は述べませんでした。 岩松旅館 岩松廣行社長: 「宿泊事業者とのひざを交えた懇談会、説明会をまったく無視して逃げ回って、アニメどうのこうの浮ついた話(の時)だけは市長が出てくると。いったいどういうことか。あえて手を挙げなかった、宿泊税のシンポジウムではないから」 その6日後、県と市の合同説明会に郡市長は出席しませんでした。 岩松旅館 岩松廣行社長: 「我々は不信感だらけなんです。この不信感を払しょくするには、やはり市長が我々としっかりひざを交えて話をしていく」 説明会では、税収の活用策や罰則について懸念や疑問が相次ぎました。 宿泊事業者: 「議会に通す前に、こういった罰則規定やスケジュールというものを先に事業者に対して説明してから調整していくべき」 「これだけの税を徴収するにあたって、何を考え目標にしているのかよく分からない。仙台はばらまくんだなというのは分かりましたけど、宮城県の施策はよくわからない」 事業者との溝は埋まらないままスタートまで1年弱となった宿泊税。県と仙台市にはより丁寧な対応が求められます。
東北放送