「アニメどうのこうの浮ついた話の時だけ市長が出てくる」『宿泊税』導入で説明会に出席しない郡仙台市長に不信感 課税開始まで約1年宮城県と仙台市が事業者から理解を得られない理由
岩松旅館 岩松廣行社長: 「強引なやり方で勝手に自分たちが予算組みしたいから、その予算に合わせて宿泊税を導入したいと」 ■宿泊事業者の苦悩とは… 宿泊税の白紙撤回を訴えてきた作並温泉・岩松旅館の社長、岩松廣行さん。現場の混乱を危惧します。 岩松旅館 岩松廣行社長: 「(宿泊税は)現金徴収なのかカードなのか、カードであれば手数料がかかるそうした問題がある。システム改修は、もちろん必要。来年11月は、(改修に)絶対間に合わない」 さらに、「チェックアウト時に450円頂戴なんて言えない」とも話します。 温泉旅館では、すでにある入湯税150円に宿泊税300円が上乗せされることになります。宿泊客の反応は? 宿泊客: 「ちょっと辛いかもしれない」 「仕方ないのかなというのが率直な感想」 「いくらでも安いほうが良い」 ■すでに「宿泊税」を導入した長崎市の現状は… 宿泊税は現在、東京・大阪など全国10の自治体が導入しています。 去年4月から課税が始まった長崎市では宿泊料金に応じて100円から500円を徴収しています。宿泊事業者に現状を聞きました。 長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合 塚島宏明専務理事: 「私共の施設では現金で別途お支払いいただいている。(すでに他の自治体で)運用されていることもあり、トラブル等はホテルでは把握していない。組合としても事業者から意見をヒアリングしているが、宿泊税を支払うことに対してのトラブルは把握していない」 一方で、課題も。 長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合 塚島宏明専務理事: 「フロントで対応する側の負担からすると、領収書を発行しないといけないとか会計の入力をしなくてはいけないので、そこの業務負担は間違いなく増えていると思います」 ■懇談会・説明会に出ない市長に募る不信感 12月1日、仙台市で観光シンポジウムが開かれました。 郡市長: 「宿泊税を活用した具体の取り組みイメージをお話します」 宿泊税条例成立から、2か月。郡市長は、このシンポジウムで事業者や市民に税の使い道などを説明しました。