立民代表選、泉健太氏は投票1回目で敗れる 現職落選は初、野田氏・枝野氏が決選投票へ
立憲民主党は23日、東京都内で開いた臨時党大会で任期満了に伴う代表選を実施した。4人が立候補しており、再選を目指した泉健太代表（衆院京都3区）は1回目の投票で3位にとどまり、敗北した。同党の代表選で、現職が再選できず敗れたのは初めて。 【写真】前原氏が泉氏に不快感「愚の骨頂」
上位2人で争う決選投票には野田佳彦元首相、枝野幸男前代表が進んだ。1回目の開票結果は、野田氏267ポイント、枝野氏206ポイント、泉氏143ポイント、吉田晴美衆院議員が122ポイントだった。上位2氏はいずれも過半数に達せず、このあと決選投票を直ちに行い、新代表を決定する。
第1回投票の獲得ポイントは、党員票や地方議員に370ポイント、国会議員と公認候補予定者の直接投票を370ポイントを振りわけて合算する仕組み。
泉氏は3年間、党代表を務めたが、今回は推薦人が集まらず再選出馬表明が告示前日になるなど出遅れた。この日の決意表明で泉氏は「総選挙で敗れ、試練の連続だった」と代表任期3年間を振り返り、「野党第一党として政策を立案し、他の野党と対話を重ね、党勢は徐々に回復してきた」などと訴えていた。
