今は亡き愛犬と母の『女子会』…庭先でみかんを囲む、微笑ましい光景にほっこり「素敵な写真」「笑顔になる一枚」
さくらちゃんと家族の出会い
さくらちゃんが家族の一員となった背景についても、かこいさんに伺いました。 「我が家には、先住の柴犬『ラブ』が暮らしていました。さくらは、ラブの子どもです。ラブが出産するときは、家族みなで立ち合い、さくらがこの世に誕生する瞬間を見守りました」 「さくらはとても賢く、人間の顔つきや表情などから気持ちを汲み取って、上手に接することができる子。さくらと私は、本当の姉妹のように育ちました。お互いにちょっかいを出し合ったり、喧嘩をしたりしなながらにぎやかな日々を過ごしたのです。さくらは、自分が負けそうになると母の膝上に飛び乗ってよく助けを求めていました」 さくらちゃんは、こうしてかこいさん家族に愛されながらすくすくと成長。特にお母さんとの関係は特別なものだったようです。 「さくらは、私たち家族みなにあふれるような愛情を注いでくれましたが、今思うと、母に一番懐いていたように思います。元気いっぱいだったさくらも、14歳を迎える頃には、体調不良を訴えることが増えて、最後は寝たきりの状態になったのです。母は、ときどきさくらの体を支えるようにして座らせ、外の空気を味わわせてあげていました。その後、さくらは虹の橋へ。母は、その5年後、63歳で亡くなりました」
さくらちゃんとお母さんは相思相愛…家族の絆は永遠
かこいさんの投稿には、次のような言葉も綴られています。 「さくらはみかん大好きで、よく母からもらって、パクパク食べてました。さくらも母のこと大好きでした」 この言葉からも、さくらちゃんとお母さんの特別な絆が伝わります。きっとお空の上でも、家族を見守りながら今も一緒に“女子会”を楽しんでいるに違いありません。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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