山田裕貴、涙のクランクアップ…「みなさんの仲間になれて良かった!」<特捜9 season7>
井ノ原快彦が主演を務めるドラマ「特捜9 season7」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※初回は夜9:00-10:00)が、6月5日に最終回を迎えた。 【写真】井ノ原快彦“直樹”を、兄のように慕っていた山田裕貴“新藤” ■特捜9 「season7」のテーマは“多様性” 「特捜9」は、「警視庁捜査一課9係」(2006年~2017年)を経て、2018年4月に放送がスタートした刑事ドラマシリーズ。 「season7」では、“多様性”をテーマの一つとして掲げており、班長・国木田誠二(中村梅雀)、主任・浅輪直樹(井ノ原)、小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)ら個性強めな特捜班メンバーの他、Snow Man・向井康二演じる捜査支援分析センター(SSBC)所属の若き分析官・三ツ矢翔平、中越典子演じる直樹の妻・浅輪倫子、原沙知絵演じる監察医・早瀬川真澄らが、多様性を増す犯罪や、その背景に秘められたさまざまな人間ドラマに全力で向き合う姿を1話完結形式で描いていく。 ■最終回で、山田裕貴演じる刑事・新藤亮の「異動」が決定 井ノ原演じる浅輪直樹を中心とし、個性派刑事たちの活躍を描いてきたドラマシリーズ「特捜9」。同作の「season7」最終回が先ほど放送され、全10話の放送が終了した。 5月29日に放送された第9話以来、「新藤くんどうなるの?!主任になる?まさか異動?」「来週新藤くんに何が待ってるんだろうか…」など、山田演じる刑事・新藤亮の今後にSNSで注目が集まっていたが、ついに新藤の“異動”が決定。兄のように慕ってきた直樹とのやりとりを経て、新藤が特捜班を離れる決意を固めた“感動のラストシーン”が描かれた。 ■「いつだって帰ってこい」…直樹から新藤へ向けた温かい言葉 最終回で直樹ら特捜班が挑んだのは、第9話から続くディープフェイク動画事件。次々と不気味なフェイク動画がアップされる中、犯人の狙いは“警視庁創立150周年記念式典”に出演する特捜班前班長・国木田誠二であることを突き止める。 新藤は「season5」(2022年)での潜入捜査時以来の“金髪姿”に変装して会場に潜伏し、犯人の凶弾から国木田を守ることに成功。引き金を引いたのは国木田への恨みを再燃させた伊勢谷武(岩永ひひお)だと判明するも、巧妙なフェイク動画で彼の憎しみをあおり、犯行へと仕向けた男の素性は闇に包まれたままで、事件は不穏な要素を残しての幕引きとなった。 そうして迎えたラストでは、直樹の口から、警察庁警備局警備企画課より正式に新藤への異動要請があったことが明かされる展開に。実は、異動要請があった部署は新藤の亡父の古巣であり、「season5」でも引き抜きを打診されていた。 「行った方がいいよ」と冷静に異動をうながす直樹に、新藤は「(特捜班に)居たいっすよ。できることならこのまま」と本音を吐露しながら、「でも、喜ばなきゃいけないっすよね…。『喜ぶべきことだ』そう言ってるんすよね?」と直樹の言葉の真意をくみ取り、自ら飛躍のため特捜班を離れることを決断。 そして、その言葉を受けた直樹も「行ってこいよ。別に、異動って言ったってさ、永遠の別れじゃないんだから。特捜班はお前の実家なんだから、いつだって帰ってこい」と返し、「特捜9 season7」のラストを飾った。 ■「本当に感謝しています」7年の歳月を振り返る山田裕貴 ドラマ「特捜9 season1」(2018年)から、特捜メンバーに加わった山田。同作のクランクアップでは目に涙を浮かべながら、「7年間、共に過ごしてくださり本当にありがとうございました。山田裕貴が何者でもない時代から、僕という存在を拾ってくださって、本当に感謝しています」と、これまでを振り返る。 そして、「新藤は異動しますが、彼は『特捜9』の中でずっと生きています。せりふにもありましたが、“帰ってきたい、ずっとここにいたい”という思いは強く持っていますので、なにかあれば潜入捜査でもなんでもやります。本当に本当にありがとうございました。みなさんの仲間になれて良かったです!」とスタッフやキャストへの感謝を、万感の表情で語った。