【MEGUMI】ついに来た子離れ期。それでもまだ、いちばん感情的になるのは子供のこと
今でも、いちばん感情的になるのは子供のこと
慣れない、正解のない子育てをしている真っ最中は、自分の子供に関することに誰もが過敏になってしまいますよね。 「そうですね、私がいちばん感情的になるのは今でも子供のこと。自分のいちばんの弱みとも言えるかもしれません」 ちょっと先輩のママや、自分の親世代からのアドバイスがしんどい時はMEGUMIさんならどうしますか? 「もちろん、『ありがとうございます!』って聞きますよ。 でも時代が違うと、悩みも違うと思うんですよ。だから心のなかで『:白い丸:⚪︎さんの時はそうだったんですね。ただ、今って全然違うんですよ~』とフィルターを通して聞いていたらいいと思います。だって、先輩方は言いたいんですもん。『私の時はこうだった』『泣いてる時はこうすればいいんだよ』って、言いたくなっちゃう気持ちもすごく分かる。悪気がないことがほとんどだと思うから、そこで戦う必要はないです」 息子さんが15歳になった今振り返って、いちばん子育てが大変だった時期はいつ頃ですか。 「大変さの種類が違うんですよね。ちっちゃいときは体力的に大変で、今は精神的に大変。本当にこれでいいのかなとか、何がいちばん彼にとって良いのかなと常に迷っていますし、今また悩んでいます」 「子供のことになると、今日ここまでインタビューにお答えしてきたようにバンバン答えが出てくるわけじゃない。本当にこれでいいのか心配だし、でも、ちっちゃな頃とは違って、ある程度距離を持ってあげなきゃいけないし。また難しいフェーズに入ってきました。何を言っても聞かないし、すごく悩みますね」 美容はやれば必ず変わる。だけど、子供の成長は子供次第ということもあります。 「これからは、本人に選択させて、本人が頑張るしかない。失敗も経験させなきゃいけないし、口を出しちゃいけないけれど、それをまだ見守っていかなくてはいけない……みたいな。すごく難しいですよね。(笑) 先輩ママにも15歳頃から息子は一気に離れていくと聞いてはいたけれど、まさにうちも14歳の終わり、中学3年生ぐらいから、何かが変わってきたなと思います」 とはいえまだ、未成年。そこでMEGUMIさんは、息子さんへの接し方を意識して変化させているそう。 「やっぱりまだ大人ではないよねと感じる部分も多いから、息子に教えたいことがまだまだあるんですけど、時に息子だってすごく正しいことを言っていたりもする。だから、もう今は対等な立場で話そうと、「~しなさい」ではなくて、「~のほうがいいんじゃない?」みたいな声かけをするように心がけています まあ、今は留学をしていて距離があるから、こんな感情的な私でも、やっとそういう冷静さが持てるようになりました。一緒に暮らしていると、目につくたびに「こうしなさい」「ああしなさい」って口うるさく言っちゃってました」 そうして離れて暮らすようになった息子さんに、たったひとつだけ母として伝えたいことがある。それは、 『失敗してもいい。弱音もたくさん吐いていい。でも動くことを諦めないで』 幸せは行動力があってこそ得られるものだと、実体験から語ってくれたMEGUMIさん。新刊『心に効く美容』では、MEGUMIさんの心が弱ってしまった時期のエピソードも登場しますが、それでも自分で自分をケアして、歩みを止めず、今こうしてますます美しく歳を重ねている、その生き方にも触れることができます。