【福岡ボート・GⅢ企業杯】池永太 ここで決める
<5日・福岡ボート・前検日> 当地連覇に闘志を燃やす。池永太(39)=福岡=は今年2回目の福岡参戦だが、前回(6月)の一般戦は優勝戦2号艇から1号艇で人気を集めた上野真之介を差し切ってV。ファイトあふれる激走を今回も披露するつもりだ。 その6月の優勝からここまで現在7連続優出。直前の尼崎では今年5回目のVとノリにノっている。それもそのはず、来年のSGクラシックの舞台はホームの若松。何としても出場権を勝ち取るという強い思いであふれているからだ。「若松のSGには絶対に出たい。ここで決めるつもりで来ています」 来月には戸田のダービーで4年ぶりのSG出場を果たす。「久しぶりのSGなので今から気合は入っています」と話すだけに、余計にダービー前に若松のクラシック出場を決めておきたいとも。「気持ちに余裕を持って戸田に向かいたい。宿題は抱えていきたくないです」 この思いが通じたのか、手にしたエンジンはAランクの31号機。近況はやや下降線で前検気配も、「重くて起こしや握った反応がイマイチ」ともうひとつだが見通しは暗くない。「(篠崎)仁志がどんたくで優勝した時は伸び型みたいだし、今のペラが合っていないだけだと思う。本体はいいはずなので、まずは回転を合わせるところから」。当地巧者の池永の手にかかれば一変する可能性は大。初日からエンジン全開でダービーの一カ月前に早々と宿題を終わらせる。(森 大輔)