モビールのアンバランスな魅力をジュエリーで表現 「シハラ」とプロダクトデザイナーのマイケル・アナスタシアデスのコラボレーション
ジュエリーブランド「シハラ(SHIHARA)」は11月6日、ロンドンを拠点に活動するプロダクトデザイナーのマイケル・アナスタシアデスとコラボレーションしたジュエリー“エムシー コレクション”を発売した。ピアス3型から構成される同コレクションは、2022年に続く第2弾。アナスタシアデスの代表作である照明“モビール シャンデリア”を実物のサイズの24分1にスケールダウンし、ジュエリーとして再構築した。モビールのバランス原理に基づいてデザインされたジュエリーは、どこかシュールで存在感たっぷりだ。使用されるアコヤ真珠はバランスに合わせて一つ一つセレクトされている。ピアスの価格は、19万8000~27万5000円。
「シハラ」のデザイナーの石原勇太は、約7年前に共通の知人を通じてアナスタシアスに出会った。ロンドンにあるアナスタシアデスのスタジオを訪問してから2人の交流が始まったという。アナスタシアデスは、「シハラ」の東京店のオープニングに合わせて、第1弾コラボのネックレスとミラーをデザインしたほか、店舗のテーブルや照明を手掛けた。また、「シハラ」のフレグランスオイルのためにディフューザーなどをデザイン。コラボ第2弾を記念して「シハラ」の東京店には、アナスタシアデスが手掛けた実物大の“モビール シャンデリア”が飾られている。石原は、「お互いの得意分野を生かしたコラボレーション」とコメント。ジュエリーとプロダクト、2人がデザインするものは違えども、ミニマルでタイムレスな造形の裏に隠されたポエトリーといったクリエイションのスタイルは共通している。