県内企業「冬のボーナス」は平均42万7000円に 3年連続で増加の見通し
3年連続で増加の見通しです。きょう、県内企業の冬のボーナスの支給見込み額が発表されました。 いよぎん地域経済研究センター 矢野一成社長: 「企業業績全体としてはゆるやかに回復基調にある。(一方)収益・利益がなかなかついていっていない企業が少しずつみられて、二極化が引き続き拡大していくのではないかと」 いよぎん地域経済研究センターが県内の民間企業およそ300社から回答を得たアンケート結果によると、ことしの冬のボーナスの1人当たりの支給見込み額は、前の年を0.5%上回る42万7000円に。おととしの冬から3年連続の増加となります。 製造業では「機械・金属」、それに「印刷」の分野で原材料や物流コストが高騰したことなどから前の年より3.4%減少した55万円に。 一方「小売」「運輸」などの非製造業は、前年比1.7%増の40万1000円となっています。 増加の要因としては、2024年問題に備えるための人材の確保や労働環境の整備が考えられるということです。 いよぎん地域経済研究センターは、「賃上げ機運の高まりからボーナスの引き上げ幅は小幅に留まりつつも増加の流れは今後も続くとみられる」と分析しています。