ラグビーのサモア代表HCが辞任 複数の性犯罪容疑で停職処分 昨夏のPNCでは3位
サモア・ラグビー協会は6日、同国代表のマホンリ・シュワルガー・ヘッドコーチ(HC)が辞任したと発表した。後任は未定としている。 昨年4月に就任したシュワルガーHCは16歳未満の少女との性的行為を含む複数の性犯罪容疑で告発され、停職処分となっていた。地元紙サモア・オブザーバーによると、昨年11月に出廷した際には無罪を主張。同協会のマリエレガオイ会長は「彼は代表チームを通じて全てをささげてきた。我が国のラグビーに対する貢献は永久に残る」と感謝の声明を発表した。 シュワルガーHCが率いていたサモア代表は昨年7月、イタリアを33-25で破る金星をマーク。昨夏開催のパシフィックネーションズカップ(PNC)では準決勝で日本に27-49で敗れたが、3位決定戦では米国を18-13で下していた。 同協会は財政難に苦しんでおり、昨秋に予定していた欧州遠征をとりやめていた。