堀江貴文が政治家を志す学生たちを叱咤激励「選挙は面白い、あれはお祭り」「時間は有限。ダラダラしていたらすぐに歳を取る」
■「自分たちが候補者を応援する選挙をやらなきゃダメ」
堀江氏は2005年8月、いわゆる「郵政解散」に伴う選挙で、当時の広島6区から無所属で出馬。自民党を飛び出し、新党を結成した亀井静香氏と対決したことが話題になった。自民党学生部・全国協議会会長の田口辰典さんが「日本の停滞を引き起こしたのは国民が選挙に行かなくなる、政治に興味なくなった無関心。周期的に石丸さんみたいな優秀な方は現れるかもしれないが、1年もしないうちに飽きちゃって、そうしたらはしごを外される」と語ると、堀江氏は当時の小泉純一郎総理の話を引き合いに出した。「小泉さんの時は面白かった。郵政選挙の時、うちの選挙区は、投票率80%くらいだった」と驚異的な盛り上がりを見せた当時を振り返った。 実業家の薄井シンシア氏も「学生のみなさんはすごく真面目で、すでに政治に関心がある方だけど、大半の学生は興味がない。内輪だけでやっていても広がらない。自民党の田口さんの話を聞いていて、すごく真面目だけど、楽しいというのは感じない。楽しくないと関心がない人は振り向かない」と訴えた。これに堀江氏も「面白くないとみんなやらない。選挙は面白い。自分たちが候補者を応援する選挙をやらなきゃダメ。自分たちでこの候補者を当選させたという達成感は楽しいと思う。あれはお祭りだから、とりあえず手伝いに行こうよというのでもいい」と添えていた。
■「時間は有限。ダラダラしていたらすぐ51歳になっちゃう」
堀江氏のテンションがさらに上がったのは、国民民主党・学生部の代表を務める井之口満耶さんが将来のビジョンを語った場面だ。井之口さんが「私は社会人経験を積んでから、30歳ぐらいには出馬できたらいいなと思う」と発言すると、堀江氏は「社会人経験を積む?悠長なことを言っている。遅い方がいい理由って何がある?経験を積むっていう概念もそれが何の役に立つのかわからない。あなたの寿命は大して長くないのだから」と指摘した。さらに田口さんが「18歳で選挙に出ましょうとなっても政治資金がない」と言うと、「金がないことを言い訳にするな」とピシャリ。「時間は有限。俺は51歳だけど、ダラダラしてたらすぐに51歳になっちゃう」とまくしたてた。 学生時代に起業した堀江氏。年齢にこだわる理由は「人間は残酷なもので歳をとると、元気な人と元気じゃない人が出てくる。40代にもなると、もうダメな人、体力がない人はボロボロ。何にも考えずに突き進めるのは20代や30代前半ぐらいまで。俺はたまたま体力があるから51歳になってもバリバリできるけど、自分の同級生とか見ていると、くたびれている人も多い」と力説していた。 (『ABEMA Prime』より)