「マリオット」CEOを単独取材 ビジネスホテルで描く日本戦略【WBS】
日本初進出のサステナブルホテル
一方、東京・赤坂の新たなビルで開かれたのは、大手不動産デベロッパー「森トラスト」が誘致した日本初進出のブランド「1Hotels」の発表会です。1Hotelsは自然環境に配慮したサステナブルなホテルというコンセプトで、欧米を中心に14のホテルを展開しています。 来日した1Hotelsの運営会社「SHホテルズ&リゾーツ」のラウル・レアルCEOが客室を案内してくれました。 「これが1Hotelsの美しい部屋だ。このホテルではプラスチックや人工木材などは一切使用していない。どれも天然素材」(ラウル・レアルCEO) 内装や家具などに本物の木材を使用し、自然由来の素材にこだわっています。またコップはワインボトルを再利用して作られたものです。さらに全客室にウォーターサーバーを設置し、飲料水のために排出されるペットボトルゴミをなくしました。 「約8割の利用者がわれわれのサステナブルな理念に賛同してホテルを利用している」(ラウル・レアルCEO) 今回1Hotelsを誘致した森トラストは、外資系ブランドも乱立する日本のホテル業界では、個性が重要になってくると分析しています。 「次に求められるのは非常に個性的であり、社会をリードするようなコンセプトを持ったホテル。まさに今東京に不足しているジャンルの一つではないかと思い誘致するに至った」(「森トラスト」の伊達美和子社長) ※ワールドビジネスサテライト