坂本花織

◇26日　フィギュアスケート　グランプリ（GP）シリーズ第2戦・スケートカナダ第2日（ハリファクス） 　女子は今季のGPシリーズ初戦に臨んだ世界選手権3連覇中の坂本花織（24）＝シスメックス＝が合計201・21点で優勝し、大会2連覇を果たした。ショートプログラム（SP）1位で臨んだフリーは2位の126・24点をマークした。 　最終12番滑走で登場した坂本は冒頭からダブルアクセル（2回転半ジャンプ）、3回転ルッツと単独のジャンプを降りたが、3本目で跳んだダブルアクセルからの3連続ジャンプのトリプルジャンプで転倒。回転不足もとられてGOE（出来栄え点）で1・65点の減点を受けた。続くフリップ―トーループの連続3回転もセカンドジャンプが回転不足となり、GOEがマイナスとなった。 　しかし、基礎点が1・1倍の後半に跳んだ連続ジャンプの3回転ルッツ―2回転トーループをしっかり決めて、1・01点の加点を獲得。6本目の3回転フリップで再び転倒したものの、7本目の3回転ループを成功させて1・19点を加点。ジャンプ以外の構成要素は3本全てのスピンを最高のレベル4とした。ただ、内容に納得がいかない様子。終了直後の氷上で肩を落とし、表彰式でも硬い表情をみせていた。 　他の日本勢は昨年大会3位でSP10位の松生理乃（20）＝中京大＝がフリー1位の139・85点をマーク。合計192・16点で2位となり、2年連続で表彰台に立った。また、昨季GPファイナル3位でSP4位の吉田陽菜（19）＝木下アカデミー＝も合計191・37点の3位となり、今大会は日本勢3人で表彰台を独占した。