ソウルの歯科2カ所、突然閉鎖…インプラント費“食い逃げ”、抜歯状態で放置の患者が悲鳴
【06月11日 KOREA WAVE】ソウル・江南大路(カンナムデロ)にある2つの歯科医院が突然閉鎖され、患者に戸惑いが広がっている。被害が確認されたのは約50人で被害額は約2億ウォン(約2274万円)。江南警察署と瑞草(ソチョ)警察署は告訴状を受け付け、捜査に着手した。 施術費用を前払いした患者は少なくとも400人とみられている。ほとんどがインプラントや矯正など高価な治療を受けており、被害規模は大きくなる見通しだ。 インプラント患者の中には、抜歯したり、歯茎にネジを刺したりした状態で放置されている。患者の1人は「他の歯科に問い合わせたが、診療記録簿を引き継いでいないので治療できないと断られた」とため息をついた。 また、閉院した歯科医院に300万ウォン(約34万円)を支払ったインプラントの患者は「後は歯を入れるだけなのに。別の歯医者にかかったら再び300万ウォン必要と言われた」と話した。 問題の歯科医院の患者を引き継ぐ側にも言い分がある。ある歯科医院の院長は「途中から診療すると、問題発生時に責任の所在を明らかにするのが難しい」と説明している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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