2025年の巳年は「ヘビ」だけに蛇行相場になるかもしれない
ソ連の最高指導者スターリンが死亡したのは1953年の巳年。朝鮮戦争が終了するとの思惑などから株価が暴落した(写真:Ullstein bild/アフロ)
いよいよ師走がやってきた。毎年、年末のこの時期になると来年の「干支(えと)」にちなむ話題が株式市場でささやかれ始める。 ちなみに辰年の2024年の株式相場は、日経平均株価が7月11日にザラバで4万2426円と史上最高値を更新する“昇り竜”の兆しもあったが、8月5日に一転して同3万1156円の年初来安値となる“下り竜”となった。 その後は、持ち直したものの3万8000円~4万円のボックスという“臥竜”の状態にある。来る2025年の干支は「乙巳(きのとみ)年」だが、「乙(きのと=木の弟)」が植物の成長する様(さま)を表し、「巳」が蛇で「脱皮」を連想するとされる。では、この「巳年の株式市場」はどうなるか、過去の事例を振り返りながらその行方を探ってみた。
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中井 裕幸