JR福知山線脱線事故から10年 現場で遺族ら早朝から献花
JR福知山線脱線事故から25日で丸10年を迎える。現場となった兵庫県尼崎市のマンション周辺には、早朝から遺族やJR幹部らが献花に訪れ、じっと手を合わせ祈る姿が見られる。 親類を亡くしたという同市の70代の男性は、事故現場近くでマンションや線路をじっと見つめ「あの時の惨状が忘れられへん。現場へ来たんやけど、まさか親せきが乗ってるとはって思った。やっぱり辛いね」と話した。 現場となったマンション付近には早朝から遺族らが花を手に訪れ、じっと手を合わせる姿が見られる。ある遺族は神妙な面持ちで「10年は通過点」と集まった報道陣に答えていた。JR幹部らも訪れ、手を合わせる姿も見られた。まもなく事故が発生した午前9時18分を迎える。