オリックス・バファローズが比嘉幹貴の現役引退を発表「恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本 当に幸せ者です」 | プロ野球
9月15日、オリックス・バファローズは比嘉幹貴が今シーズン限りで現役引退することを発表した。 【映像】比嘉幹貴の緊急登板 比嘉は2009年ドラフト2位で指名を受け日立製作所からオリックスに入団した右腕。変則的な投球フォームを駆使しながら中継ぎとして通算417試合に登板。2021年からの三連覇時も毎年30試合以上に投げるなど、ベテランになってもブルペンに欠かせない存在だった。 ●比嘉幹貴コメント 今シーズンをもちまして現役を引退させていただきます。入団した当初は、この年齢までユニフォームを着て戦えるとは思っていませんでした。 振り返ると 15 年間のプロ野球生活でしたが、毎年のようにケガをしたり上手くいかない事が多く、つらい時間が長かったです。そんな中、監督、コーチ、球団スタッフ、トレーナーチームをはじめ周囲の皆さんの多大なお力添えをいただけたことで、ここまでプレーすることができました。心より感謝しております。 野球を教えてくれた父、どんな時も見守ってくれた母、文句一つ言わず野球中心の生活をさせてくれた妻、息子達。家族の支えで今があります。ありがとう。 ファンの皆さん、私は京セラドーム大阪のマウンドが大好きです。マウンド上でいただいた、あたたかい声援は、いつも背中を押してくれました。大きなパワーをもらいました。嬉しかったです。 2014 年に優勝することができず、チームとして本当に苦しい時期が長くありました。どんな時でも声援を送り続けてくださり、やっと優勝できた時に、ファンの皆さんと喜びを分かち合えたときは、幸福感でいっぱいでした。御堂筋での優勝パレードの景色、一生忘れません。 色々なことがあったプロ野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本当に幸せ者です。オリックス・バファローズに入れて良かったです。 球団からは記者会見や引退セレモニーの打診もいただきましたし、本来であれば、皆様の前で直接お伝えすべきところではありますが、私自身、そういったことが本当に苦手な性分であり、こうして球団や報道を通じてのご挨拶となりますことをお許しください。15 年間、本当にありがとうございました。 <通算成績> 比嘉幹貴 417試合(339回1/3)26勝11敗3S、93H 防御率2.65