三代目J SOUL BROTHERS、ド派手ドームツアー開幕 来年のデビュー15周年に弾み
ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」の通算7度目となるドームツアーが16日、みずほペイペイドーム福岡で開幕した。13日に発売した6年ぶりのオリジナルアルバム「ECHOES of DUALITY」を引っ提げ、4都市で9公演を行う。新たなクリエーターや映像監督らを迎え、ドームツアーに照準を合わせて制作した同アルバムは全10曲入りで、ステージでもその全曲を含む26曲を披露。来年のデビュー15周年に弾みをつけた。 オープニング曲は、アルバム収録曲の「DEVELOP」。メンバー7人が横一列でゴンドラに乗って登場すると、ファン3万5000人の大歓声が会場を包み、ド派手な炎の特効が”宴”の幕開けを彩った。 アルバムと同タイトルの今回のツアーは、PETAL&THORN(花びらととげ)という物事の「二面性」を象徴するコンセプトを昇華させ、収録曲の世界観を作り上げた。2017年以来、7年ぶりにエンドステージを採用。幅70メートル、高さ15メートルの超巨大LEDスクリーンで映像演出にもこだわった。 ØMIは「360度のセンターでステージを行うと、全員が一面にそろうという瞬間はないんです。今回改めてこのステージを用意してみて、一枚絵としてドンとグループのパワーを全方位に向けられる。そんなステージなのかなと思います」と語った。 アルバム収録曲のほか、普段とは趣向を変えたR&Bバージョンの「R.Y.U.S.E.I.」、会場一体で踊って盛り上がる「Summer Madness」「Rat―tat―tat」なども披露。各会場限定のバラードコーナーもあり、福岡では「C.O.S.M.O.S.~秋桜~」を選択した。 「この宇宙の片隅で」を歌う際、ØMIは「この曲は、またこうやって約束の地で、この大きい空、もっと言うと宇宙、そんなところでめぐり合えたこの奇跡を大事にして、何があってもまたこうやって皆さんと会う約束を夢見て作った曲です」と説明し、MATEへの感謝を歌声に乗せた。 来年11月にデビュー15周年を迎える。今市は「10年、15年とメンバーが欠けることなく、ボーカルも(ØMIと)2人でやれてこられたっていうことをすごく本当に誇りに思います。何より本当にファンの方々がいて自分たちも存在してるので、本当にシンプルにうれしいというか、改めて感謝の気持ちを持って活動したいなって身が引き締まりますね」としみじみ。 ØMIも「(この日が)15年目の一発目。次に向けた一本の道になるツアーのような気がしています。その行き着いた先が15周年っていう来年の場所になるのかなと思うんです」と語った。終演時にはスクリーンに「See You Next 2025」の文字。果たしてどんな記念イヤーになるか―。
中日スポーツ