横須賀 PFAS問題で報告書 米海軍「基地事故ではない」
tvkニュース(テレビ神奈川)
アメリカ海軍横須賀基地から有機フッ素化合物「PFAS」を含む排水が流出した問題で市民団体が会見し、情報公開した内部調査報告書に「基地での事故によるものではない」などと記載されていたことを明らかにしました。 この報告書はPFASの問題が発覚したおととし年7月に、市民団体がアメリカ海軍に対し情報公開請求したもので、関係者への聞きとりで作成され、先月30日に公開されました。 その報告書によりますと、PFASを含む泡消火剤の貯蔵施設からの漏えいは確認されていないことや、おととし3月に日本の契約会社が作業中に泡消火剤を詰めた袋を破った事故が発生したものの、排水系統に流入したと示す証拠はなく、原因になった可能性は低いと記載されていたということです。 会見で呉東正彦弁護士は、原因が突き止められていないままアメリカ海軍の調査が終了したことなどから、2回目となる情報公開請求を行ったと明らかにしました。 呉東正彦弁護士「この報告書の1番の問題は、調査内容が不十分であることと、この汚染の調査の原因が7月で止まっていること、でも8月からが本汚染だがそこのところはまったく調査がなされていないというところでは、不十分であるし未完なものだと思う」
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