日本で唯一、味噌の神様が祀（まつ）られている熊本市の『味噌天神宮』で２５日、例大祭が行われました。毎年恒例、県産味噌の無料配布には行列ができました。 熊本市中央区にある『味噌天神宮』。こちらの神社には日本で唯一、味噌の神様が祀られています。 奈良時代の７１３年、当時流行していた疫病を収めようと、薬の神として『御祖天神（みそてんじん）』を祀り、建立されました。 また、ある年には「境内のササを味噌桶に立てよ」というお告げに従うと、傷（いた）んだ味噌がおいしくなったことからも『味噌の神様』への信仰が深まったとも言われています。 例大祭では、紙芝居で神社の歴史が説明されたあと、人々の健康を祈り、神事が執り行われました。 そして、このお祭りの名物と言えば・・・。 【前田 美沙希 記者】 「こちらでは熊本県産の味噌が無料でもらえるということで、多くの人が列を作っています」 毎年恒例の味噌の無料配布、県産味噌が２５０人分用意されました。 【参拝客】 「相良の味噌（をもらった）。毎日の味噌汁には必ず使いたいです」 「毎年来ている} （どんなふうに食べるのが好きですか？） 「味噌汁。あとは、なす味噌」 おいしい上に、体にも良いとされる味噌。 多くの人がうれしそうに受け取っていました。