自民党総裁選挙2024が告示!次の総理はどう決まる?総裁選の仕組みを解説!
総裁選の総票数は734票の争い!乱戦で決選投票も必至か?
総裁選の仕組みは党則「総裁公選規程」に則って実施されます。 総裁選では「議員票」と「党員票」の2種類の得票数を競います。 「議員票」は自民党所属の国会議員367人(衆議院253人、参議院114人)が1人1票を投じます。もう一方の「党員票」は議員票と同数(367票)ですが、全国の得票を集計したうえで各候補者の得票数を1、2、3と整数で割り商が大きい順に票を割り振る「ドント方式」で計算します。 1回目の投票で過半数を獲得する候補者がいない場合は上位2名で「決選投票」を行います。決選投票は、国会議員の投票(367票)に加えて各都道府県連からの票(47票)によって行い、得票数が多い候補が当選者になります。このときの各都道府県連の投票先は、各地で最も多く党員票を獲得した候補者となります。
自民党総裁選挙はなぜ重要なの?
自民党総裁選挙が大きく注目される理由は、事実上、日本の総理大臣を決める選挙でもあるからです。総理大臣は国会の議決(首班指名選挙)で決まりますが、首班指名選挙では多くの場合与党第一党の党首や代表、総裁が総理大臣として選出されます。そして、現在は自民党が国会で多数議席を有しているため、自民党の総裁選びは次の総理大臣に直結するのです。