武田修宏氏 連日の能登半島地震被災地支援活動で呼びかけ「できる範囲で何か一つでもやることが大切」
元日本代表FWの武田修宏氏(57)が13日、連日の能登半島地震被災地の支援活動を行った。 12日に続き、日本サッカー協会(JFA)の「能登半島地震復興支援プロジェクト」で元日本代表の前田治氏、中西永輔氏とともに支援活動。武田氏は「雪予報だった2日目は、急遽予定を変更し、金沢から片道3時間かけ高速バスで輪島市のかわい保育園を訪問しました」と振り返った。 保育園では、先生も交えて子供たちと鬼ごっこ、サッカー教室で交流。「久しぶりに思い切り体を動かした子供たちからは、大きく明るい歓声が上がり、笑顔があふれていました。先生方からは『子供達の笑顔を見て私達も明日からまた頑張れます!』と力強い言葉がありました」 活動を通じて、まだ復興途上だという現実を改めて痛感した。「元日の地震から再建に向けて一歩ずつ歩み始めた輪島市の方々を9月には記録的大雨が襲いました。保育園の先生の半分以上が被災し、プレハブ生活を余儀なくされたといいます」 さらに「地震と豪雨、1年に2回も巨大災害に見舞われ、心が折れかけた皆さんをどう支えられるのか。自分は、サッカーと力仕事で少しでも誰かの役に立ちたいと考え、能登半島に足を運びました。現地に行かなくても、ふるさと納税、能登の産品を購入するなど、できることがあると思います。できる範囲でいいので何か一つでもやってみること、思いを寄せることが大切です」と呼びかけた。 武田氏自身は積極的に被災地を訪問して活動を行っている中、「この震災で、まだ苦しんでいる方々がたくさんいらっしゃることを皆さんも忘れないで下さい。自分もまだまだできることを続けていきたいと思います」と思いを語った。
東スポWEB