第２セット、得点が決まり喜ぶサントリー・高橋藍（カメラ・義村　治子）

◆バレーボール　▽全日本選手権　最終日　サントリー３―０大阪ブルテオン（２２日、Ａｓｕｅアリーナ大阪） 　男子決勝が行われ、２大会ぶり出場のサントリーが、２０１０年大会以来、１４年ぶり６度目の日本一に立った。前回大会覇者の大阪ブルテオン（Ｂ）を３（２５―１２、２５―２２、２５―１７）０で破った。パリ五輪代表の高橋藍（らん）が大会ＭＶＰに選出され、賞金１００万円を手にした。 　第１セットは大阪Ｂでパリ五輪代表の西田有志の攻撃を封じ、先取。第２セットは最大５点のリードを許したが、５連続得点で逆転に成功した。第３セットの競り合いを制し、ストレート勝ちで日本一に輝いた。 　今季加入した高橋は、フェンスに直撃しながらもボールを拾いに行くなど体を張ったプレーを見せた。サーブも安定し、フェイントを混ぜた多彩な攻撃で相手を翻弄（ほんろう）。サントリーの一員として初のタイトルをつかんだ。 　高橋は「初めからエンジン全開でできた。いい試合ができた。自分自身の役割、責任を果たせたと思う。ここが最終ゴールじゃない。いい通過点になった。さらに強いサントリーサンバーズを作っていきたい」と興奮気味に声を張り上げた。 　◆サントリーの今大会結果 ▽２回戦　サントリー３―１天理大 ▽準々決勝　サントリー３―０愛知 ▽準決勝　サントリー３―０名古屋 ▽決勝　サントリー３―０大阪Ｂ