【ライブレポート】キングサリ、2度目のバンドセットワンマンで見た最高の景色「もっと最高の音楽を届けます!」
キングサリが10月8日に東京・Spotify O-EASTでバンドセットのワンマンライブ「KINGSARI Band set oneman LIVE『Resonance』」を開催した。 【写真25枚】アイドルグループ・キングサリのバンドセット公演の様子 キングサリのバンドセットワンマンが行われるのは、今年1月の東京・LIQUIDROOM公演以来2回目。今年4月に神崎零と日女白りこが加入し、新体制になってからは初の開催となった。バンドメンバーはMatsu(G / Phantom Excaliver) 、小野武正(G / KEYTALK、Alaska Jam) 、わかまつ。(B)、モリシタヒビキ(Key) 、Ruka(Dr)という盤石の布陣。心臓の音を模したカウントダウンのSEが鳴り、スクリーンの数字がゼロになると、フロアから歓声が沸き起こる。そしてまばゆい照明がステージを照らす中、キングサリとバンドメンバーが意気揚々と登場。9月にリリースされたミニアルバム「UTOPIA」の収録曲「Pain Wall」が披露されると同時に紙吹雪がフロアの頭上を舞い、盛大にライブの幕が開けた。バンドが放つ一枚岩の音圧とファンの力強いコールに挟まれつつ、メンバーは気迫のこもった歌とダンスを展開。「CRAZY KING」では6人のパフォーマンスに合わせて観客が肩を組み、開演早々から会場が大きな高揚感と一体感に包まれた。 その後もライブの鉄板曲「王様デスゲーム」をはじめとするアッパーチューンの数々が厚みのあるサウンドとともにフルスロットルで畳みかけられ、場内の熱気が膨れ上がっていく。松永天馬(アーバンギャルド)の提供曲「キャラメリボーン」ではフロア横のスペースにバイオリニストのユキナが登場。アグレッシブな演奏にストリングスの優美な音色が加わり、ライブに新たな色調をもたらした。また岡田典之(MOSHIMO、ex. 空想委員会)の提供曲「一矢報いて」やウインターソング「ホワイトシアター」ではメンバーのしっとりとした歌声が場内に充満。多彩な表現力を併せ持つことを証明した彼女たちは「Life hackキラーチューン」「Dance with me」を連投し、再びフロアのボルテージを引き上げると、「これからも私たちと一緒に生きてくれますか?」という言葉を経て「チッタカタッタ」のパフォーマンスへ。場内に無数のシャボン玉が漂い、非日常的なライブ空間にさらに特別な彩りを加えた。 アンコール1曲目の「警察犬」も大いに盛り上がり、フロアに興奮が渦巻く。そして、あやさの「みんなが弱っているときに支えになるように、私たちがもっともっと最高の音楽を届けます!」という宣言を合図に、ラストナンバー「ぼくらのSTORY」へ。キングサリ2度目のバンドセットワンマンが盛大にフィナーレへと導かれた。 ■ セットリスト □ キングサリ「KINGSARI Band set oneman LIVE『Resonance』」2024年10月8日 Spotify O-EAST 01. Pain Wall 02. CRAZY KING 03. アイノホンノウ 04. 王様デスゲーム 05. spell 06. BLOODY BLOODY 07. キャラメリボーン 08. 一矢報いて 09. ホワイトシアター 10. 狂喜乱舞 11. Life hackキラーチューン 12. Dance with me 13. Compulsion 14. チッタカタッタ <アンコール> 15. 警察犬 16. ぼくらのSTORY