PK戦で連続セーブ！ 近江の２年生GK山崎晃輝がコーチと二人三脚で勝利を掴む「自分の長所を伸ばしてくれる」【選手権】
「キーパーコーチと山崎のおかげだなと」
［高校選手権３回戦］近江（滋賀） １（4PK2）１ 明秀日立（茨城）／１月２日／等々力 【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹！ 初代から最新19代目の藤﨑ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開！ 「キーパーコーチと山崎のおかげですね」 指揮官は試合後、こう感謝を述べた。 近江は１月２日、選手権の３回戦で明秀日立と対戦。１－１で突入したPK戦を４－２で制し、初のベスト８進出を果たした。 この試合でヒーローとなったのが、２年生GK山崎晃輝だ。PK戦で相手の３本目を横っ飛びで止めると、４本目のグラウンダーのシュートも素早い反応で止め、２連続スーパーセーブで近江を準々決勝進出に導いた。 前田高孝監督は、「山崎はPKがかなり得意な選手。良かった」と守護神の働きを称え、続けて次のようにエピソードを明かした。 「キーパーコーチに私の同級生の⼤出（⼀平）というのがいるんですけど、彼がいろんな分析をして、セットプレーも全部やってもらっています。彼と山崎のコンビですよね。僕は全然、そこは任せているので、キーパーコーチと山崎のおかげだなと思います」 山崎も⼤出GKコーチがもたらしてくれる効果について、「普段から自分の長所を伸ばしてくれます。選手権でこっち（関東）に来てからも、PKの想定があるなかで、相手の情報をよく提供してくれて、とても良い関係性です」と語った。 明秀日立戦も選手とコーチ、二人三脚で綿密に対策し、勝利を勝ち取った。そして、２回戦が選手権の最高成績だった近江の歴史を塗り替える準々決勝進出。山崎は「今年の目標は国立に行くことなので、そこを目ざして次の試合も勝ちたい」とさらなる躍進を誓った。 取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）
