【福岡ボート（サマータイム）一般】香川颯太 少しでもいい形で来期につなげる
＜14日・福岡ボート・前検日＞ 何かをつかんで帰る。今節SGウイナーが5人も参戦しているが、これに対して気持ちを高ぶらせているのが香川颯太（24）＝滋賀。一般戦にこれだけのメンバーがそろうと身構える選手も多いが、香川は正反対で、「いろんなところを見て学んで吸収して帰りたい」とやる気になっている。 それもそのはず、前期（昨年11月～今年4月）は勝率5.73をマークしてA級初昇格を決めたが、今期は現在勝率4.99と不調で今節が終わるとF休み。B級降格が決定的とあって、捲土（けんど）重来を期しているからだ。「ここからA級残留はもう厳しい。ならば少しでもいい形で来期につなげたいので、SGウイナーの人たちに胸を借りたいです」 前検気配はイマイチだったが、手にした17号機は低調機シリーズの今節でなら上位に位置づけされる好素性機。水面だけではなく陸の上でもチャレンジするつもりだ。「ペラは大幅な上積みを狙って冒険してみます。ダメならやり直せばいいだけですから」。さらなる出世へ必要なのが全てにおいて攻める姿勢。母の素子が得意とするドル箱水面で、来期への起爆剤を得る。（森 大輔）
