【広島】新井貴浩監督「ここで私が言わなくても」三塁・小園海斗の“凡ミス”に厳しい言葉/一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 広島2―8オリックス(30日・マツダスタジアム) 広島は、自慢の救援陣が崩れて痛恨の逆転負けを喫した。阪神も敗れたため、2位に1ゲーム差の首位はキープしたが、今季最長の連勝は5で止まり、13年以来11年ぶりの交流戦開幕3連勝を逃した。 2点リードの7回は2番手・矢崎が打者4人に3安打で1点を返され、3番手・塹江が1死満塁から太田の逆転2点打を浴びた。この場面、右翼・末包からの本塁送球を一塁・坂倉がカットして三塁送球したが、プレーから目を離した小園が後逸(記録は一失)する“凡ミス”も追加点につながった。 5月、この日まで救援防御率0・96と抜群の安定感を誇っていたが、7回は救援3投手が1イニング5失点。9回は防御率0・64だった森浦も3失点した。前夜の今季最多14得点の大勝から一転、4月25日の敵地・ヤクルト戦で9失点して以来の大量8失点で大敗した。 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。 ―これまで頑張ってきた中継ぎ陣、守備に綻びが出た 「ブルペンはいつも頑張ってくれている。こういう日もあると思う。また明日から頑張ってもらいたい」 ―7回は守備のミスで傷口が広がった 「ここで私が言わなくても本人が反省していると思う。もう二度とやらないと思います」 ―思い切りのいい打撃を見せる小園選手は三塁守備で消極的なプレーも目立つ 「ずっとショートをやっていたから、サードに慣れるのに時間がかかると思うし、ショートとサードは別物だと思っている。エラーは使っている監督の責任。そこは全然気にしなくて良い。また練習して慣れていってもらいたい。ただ、やらないといけないことは、それとはまた別だから。インプレー中にボールから目を切っちゃいけないということは。それは本人も反省していると思う。もう二度とないと思います」 ―先発の九里投手は6回108球で無失点 「粘ってね。粘って、ゼロで抑えているわけだからね。ゼロでしっかり試合をつくってくれたと思います」 ―9番打者としても2回にセーフティースクイズを決め、4回は犠飛で全2得点をたたき出した 彼はマウンドだけでなく、打席でも気持ちが出る選手なので、食らいついていったと思う」 ―(自ら) 「また宇草(2安打)が、バッティングだけじゃなく、走塁でもすごくいいものを見せてくれている。そこは収穫だと思います。ワンバウンド(4回、好判断で二進)にしても(セーフティースクイズになった2回)一、三塁のところも、普通に送りバントのサインなんだけど、判断良く(三塁から)スタートを切って、素晴らしい走塁だった。キャンプのときからそういう練習をずっとやっているし、宇草に限らず、走塁に関して各自が意識高くやってくれていると思います」
報知新聞社