登山道から数十メートル下に滑落?75歳女性死亡、行方不明の男性は崖の下で倒れ死亡…大分県内の山中
大分県内の山中で24、25日、登山者の男女2人が意識不明や心肺停止の状態で相次いで見つかり、いずれも死亡が確認された。 【写真】登山中、圏外でも位置確認できるスマホアプリ…ヤマップ開発
豊後高田市夷の山(通称・中山仙境)では24日午前、千葉市美浜区の女性(75)が滑落したと、同行していた男性から119番があった。女性は意識不明で消防に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。県警豊後高田署の発表では、死因は外傷性ショック。女性は他の旅行客約10人で登山をしていた。下山中に登山道から数十メートル下に滑り落ちたとみられる。
竹田市神原の祖母・傾山系の山では、25日昼頃、崖の下で倒れている男性が見つかり、その後、死亡が確認された。豊後大野署の発表では、男性は熊本市東区の契約社員(63)。24日午前1時50分頃、23日に自宅から出かけたまま帰宅しないと家族から熊本県警に110番があり、山岳アプリの位置情報から豊後大野市緒方町の登山口に車があるのが判明。豊後大野、竹田両署や地元の消防関係者らが複数の登山ルートを捜索していた。