石破内閣3日の動きは… 自民党総裁選に立候補した上川陽子氏は地元でお礼回り
新内閣発足から一夜明け、石破総理は日銀の植田総裁と面会しました。 ●石破氏: 「握手するのかな、どうするのかな?政治家じゃないんだよな…」 ●植田氏:「しましょう!」 (がっちり握手) ぎこちないながらも、ガッチリ手を握った二人。会談後、日銀の利上げについて問われた石破総理は…。 石破氏: 「追加の利上げをするような環境になるとは考えておりません」 これまで「アベノミクス」に否定的な立場で、利上げを容認する姿勢を見せていたこともある石破総理。株が急落した「石破ショック」にこりたのか、追加利上げに否定的な姿勢を鮮明にしました。 4日行われる所信表明演説では肝いり政策として、地方創生のための交付金の倍増を目指す方針を表明する考えです。 2日は各省庁で新大臣と前任との引継ぎ式が行われました。 高市前大臣との引継ぎの段取りを確認しているのは、浜松が地元の城内安全保障担当大臣です。引き継ぎ書に署名することになりましたが・・・。 城内:「筆が苦手なんです」 高市:「子どもの頃の夢はお習字の先生だった」 城内:「本当ですか?」 城内:「ちょっと待ってください、へたくそなのが分かります」「ちょっと、悲しい」「きたないんですよ」 高市:「あ、きれい、きれい」 城内:「もういいや」 対決姿勢を強める野党は ●立憲民主党 小川淳也幹事長: 「一連の自民党総裁選を含めてこの行き詰った裏金問題に、昨日も申し上げましたが、本当に煙に巻いて逃げ切ることしか考えていない」 ●維新 馬場代表: 「昨日は突然方針が変更になって、再調査もしないいわゆる裏金議員は重複立候補を禁止する、まあ事実上お咎めなしという方向で動きつつあります/総裁選挙のときに言っていたことを次から次へと反故にしているというような内閣であると言わざるを得ません」 ●共産 山添拓政策委員長: 「自民党政治の行き詰まりがいよいよ深刻なものとして浮き彫りになっているんじゃないかと思います」 立憲民主党は、27日投票の衆院選に向けて、野田代表が本部長を務める総合選挙対策本部のナンバー2、本部長代行に小沢一郎氏を起用しました。過去2回政権交代を実現した小沢氏が野党の選挙区調整の陣頭指揮を執るものとみられます。 ●野田代表: 「特に『裏金議員』のいるところの選挙区の対応の仕方などについて議論をしていきたい」 野田代表は、3日、日本維新の会、国民民主党、共産党と相次いで党首会談を行いました。自民党の「裏金議員」の選挙区を40余りと見込んでいて、そこでは野党候補を一本化し、自民党にぶつけたい考えです。 15日の公示まで2週間を切る時間との戦いの中、野党連携がどこまで進むかが、選挙戦の構図を決める大きな焦点です。