グリーン上のラインは“読む”のではなく“作る”!? 「ラインの作り方」をパッティング専門コーチが解説!
「パッティングにおいてラインの作り方は人それぞれ」と語るのは、ルーキーの菅楓華らを指導する平田智コーチ。自分にあった「ラインの作り方」の見つけ方を解説してもらおう。
教えてくれた人/パッティング専門の平田智コーチ
エンジョイゴルフ ゴルフスタジオ&パッティングラボラトリー福岡でツアープロからアマチュアまで教える。女子プロの菅楓華や今年、アマチュアでステップ・アップ・ツアーを制し、プロテストに合格した都玲華を教える。
ラインの作り方は人それぞれ!自分に合ったライン読みをしよう
パッティングのライン読みには様々なやり方がありますが自分に合ったイメージしやすいラインの作り方があります。ライン読みが上手くできなかったり、イメージができてもそこに打ち出せないという場合は、ラインの作り方を変えることでラインが読みやすくなったりイメージ通りに打ち出せることがあります。 そこで今回は様々なラインのイメージをご紹介させていただきますので自分に合うものを探してみましょう。 まずラインのイメージを作るために重要な3つのラインをご紹介します(画像A)。 ①エイムライン ボールを打ち出す方向の直線ライン ②アイディールライン 実際にボールが通っていく曲線のライン ③ベースライン ボールとカップを結んだ直線のライン ①のエイムラインは1番シンプルでプロにも多いタイプです。狙った方向に真っ直ぐ打ち出すイメージを持ち、傾斜によってボールは曲がっていきカップインするというイメージです。ボールに書いてある線を、ラインに合わせるプレーヤーはこのイメージが適しています。 ②のアイディールラインは③のベースラインに対してラインを膨らませるカーブのイメージで、エイムラインに真っ直ぐ打ち出せないプレーヤーはこちらをおすすめします。このラインの作り方は、ボールのスピードなどタッチのイメージも出やすくなりますが、アドレスの向きとは異なる方向に打ち出してしまうと、引っかけたり押し出したように感じるので注意が必要です。
①のエイムラインがイメージしやすいプレーヤーは、カップの横にティーなど目印を置きそこにボールの線をを合わせて真っ直ぐ打つ練習をしましょう(画像B)。 カップまでの距離が長いロングパットの場合は、エイムライン上のボール近くにスパットを見つけ、そのスパットめがけて打ち出す方法もおすすめです。
②のアイディールラインがイメージしやすいプレーヤーは、まずカップのどこから入るのか、入り口をイメージしてそこに押しマーカーを置きます。次にボールとカップの距離を3分割して3分の1地点、3分の2地点のボールの通り道に押しマーカーを置いてアイディールラインを可視化してみてください(画像C)。 上記の方法を繰り返すと実際のコースでもイメージが出やすくなってきます。中にはフックラインとスライスラインでこの2つを使い分けたほうがイメージしやすいというプレーヤーもいるので是非ご参考にしてみてください。 文・写真/平田智(パッティング専門コーチ) 取材協力/エンジョイゴルフ福岡
みんなのゴルフダイジェスト編集部